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  • 執筆者の写真ぬりや歯科

女性に対する歯科治療の配慮

更新日:2020年10月16日



歯の形やお口には男女差がありません。


しかし、女性ホルモンがお口に影響を及ぼすことや、妊娠・出産・育児をはじめとした女性の身体状態や生活環境の変化もさまざまな変化を起こすことが分かっています。




思春期になると女子に思春期性歯肉炎の発症が高まります。妊娠性の歯肉炎や悪阻で歯磨きがしにくく、食生活の変化でむし歯になりやすくもなります。また閉経に伴う女性ホルモンの減少は、骨密度の低下を招き、歯を支えている骨の減少も考えられます。そして女性ホルモンの減少はだ液の分泌量を低下させ、口腔乾燥が歯周病の増悪因子となり、更年期以降の歯の喪失に関連があります。 実際に年齢が上がると、むし歯と治療した歯の数が女性で多く、80歳で20本以上の歯を有している割合は増加しているにも拘らず女性の方が少ない報告があります。女性のホルモン変化や生活環境の変化を実際に体験し共感しながら共に考えられるのは、同性の歯科衛生士ではないでしょうか? 女性の心や身体の特性に配慮したお口の指導やカウンセリングが同性の歯科衛生士がさせて頂けることで、女性の患者様の気持ちも少し楽になるのではないでしょうか?


DH 谷本



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ぬりや歯科 院長


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