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歯周病とむし歯の予防と治療

歯周病 〜むし歯より危険な歯周病〜

>歯周病 〜むし歯より危険な歯周病〜

なぜ歯周病になるの?

歯周病は、歯垢の中の細菌によって歯肉に炎症をひき起こし、歯を支えている骨を溶かしていく病気です。

歯周病には歯肉炎と歯周炎があります。

 

・歯肉炎 危険度 ★☆☆

歯ぐきが腫れている状態で、原因菌を歯ブラシ、硬くて取れない歯石を歯科医院で除去し、再び細菌が付着しないように歯ブラシで落とせば健康な状態に戻ります。

 

・歯周炎 危険度 ★★★

歯ぐきだけでなく、歯ぐきの下にある歯を支える骨が減少する病気です。この状態では歯ぐきの腫れを治すことは出来ますが、無くなってしまった骨を元の状態に戻すことは困難です。

 

 

なぜむし歯より危険なの?

【危険な理由1】 自覚症状が出た時点では遅い

なにより歯周病が怖いのは自覚症状が出にくい点です。

 

最近ではむし歯にかかる方より、歯周病にかかる方が多くなっています。

40歳以上の成人が歯を失う原因の50%以上が歯周病であると言われています。

その理由は、むし歯と違って自覚症状が少なく、早期発見が難しいためです。

出血や腫れるという時にはすでにかなり進行した状態になっているのです。

その上、進行した歯周病で退縮した歯ぐき・減少した歯を支える骨を回復させることは非常に困難です。

そのためそうなる前の予防を取り組むことが必要です。

 

歯周病は30歳頃から始まり、40歳後半から次々と歯を失うようになります。

30歳を過ぎたら気をつけるべき病気です。

 

【危険な理由2】 歯周病は全身の病気につながる

歯は食べ物を吸収する消化器官の一つであるため、歯周病で歯を失うと体全体的に大きな影響がでます。

しかし影響はそれだけではありません。

 

歯周病の原因菌自体やその産生物は血管を通って全身に運ばれます。

そのことが様々な病気と関連してきていることが分かってきました。

認知症、心内膜炎、糖尿病、誤嚥性肺炎、胎児の低体重・早産、骨粗鬆症などです。

 

さらに、タバコは癌や心臓病や脳血管の病気など命にかかわる病気の原因になることは知られていますが、実は歯周病にとっても喫煙は最も大きな危険因子です。

当院での治療

痛み、不快などの症状、治療に対するご要望を詳しくお伺いしながら、納得のいく方法を選んでいただいています。

 

むし歯も歯周病も菌が原因の1つではありますが、種々の因子が影響している病気です。歯周病だけの方、むし歯が多い方、むし歯も歯周病もある方もいらしゃいます。そのため一つの治療でなく、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療法をご提案しています。

むし歯 〜予防が効果的!〜

>むし歯 〜予防が効果的!〜

なぜむし歯になるの?

歯の周りに原因菌が付着し、菌の栄養がお口の中にあれば、細菌の出す酸によって歯が溶け始めます。

 

お家でできる予防は歯磨き

基本的なことですが、ご自身でできる予防は

・歯磨きをすること

・甘いのものをダラダラ食べないこと

です。

お口の中に、菌の栄養になるものを残さないようにすることが大切です。

きちんと歯磨きをしていても…

しかし、歯磨きをしていても、よくむし歯になる人がいます。

それは、むし歯になる原因を治していないことが考えられます。

そこで原因を調べてむし歯にならないようにするむし歯予防が必要です。

当院での治療

ぬりや歯科では、レーザー式むし歯検査機器「ダイアグノデント」でむし歯の進行を観察しています。

ダイアグノデントは、痛みなく高確率で隠れたむし歯を発見できる装置です。

心配な方にはさらに唾液検査によってむし歯の原因菌の強さや唾液の防御作用を調べることで、患者様一人ひとりにあった予防法・生活習慣をご提案しています。

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